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一疊報紙

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高雄の高級ライチ「玉荷包」まもなく収穫 短い旬に注目集まる

​​2026/5/28

台湾南部・高雄市で、高級ライチ品種「玉荷包」が間もなく収穫期を迎える。種が小さく果肉が厚く、甘みと酸味のバランスに優れた味わいが特徴で、収穫期間はわずか約15日と短く、この時期限定の旬の味として注目されている。

高雄市農業局によると、市内の玉荷包の栽培面積は2314ヘクタールに達し、今年の年間生産量は約1万4000トンに上る見通し。天候にも恵まれ、生産量・品質ともに安定しているという。

同局は国内需要だけでなく輸出にも力を入れている。国際的な輸送コストの上昇を踏まえ、海外向け販促支援の補助金を引き上げるなどし、輸出拡大を後押ししている。

また、約50戸の農家と26社の貿易会社が連携し、83ヘクタールの果樹園が輸出向けとして契約されている。今年の輸出量は100トンを超える見込みだ。

すでに日本、香港・マカオ、シンガポール、マレーシア、ニュージーランド、オーストラリアなどから注文が入っており、海外市場でも人気が高まっている。市は「旬の限られた特別な味をぜひ楽しんでほしい」と呼びかけている。

タロコ国家公園、復旧作業が本格化 地震被害からの再生へ

2026/5/28

台湾東部の花蓮県など3県市にまたがるタロコ(太魯閣)国家公園で、2024年の東部沖地震やその後の台風・豪雨による被害からの復旧作業が続いている。同公園管理処の劉守礼処長は23日までに、「今年と来年の2年間が復旧の山場になる」との見通しを示した。

2024年4月3日に発生した東部沖地震はマグニチュード7.2を記録し、花蓮県では震度6強を観測。大規模な土砂崩れや落石が発生し、死者18人の多くがタロコ公園内で被災した。

劉氏によると、現在の復旧作業の重点は、地震と同年の台風21号で深刻な土砂災害が発生した「ブロワン連絡道路」と、大雨で水道管が損傷するなどの被害を受けた「白楊歩道(ハイキングコース)」の修復に置かれている。

一方で、公園内では徐々に観光機能の回復も進んでいる。今年2月には、緑水レクリエーションエリア内の一部ハイキングコースや、タロコビジターセンターの売店が営業を再開した。劉氏は、ビジターセンターの来場者数は地震前の水準まで戻りつつあり、得卡倫歩道から大礼大同歩道へ向かう山道には多くの外国人観光客も訪れていると説明した。

また、公園を通る主要道路「中横公路」では現在も工事に伴う時間帯別の通行規制が実施されている。劉氏は、通行待ち時間を活用できる観光コンテンツを増やし、地域観光の活性化につなげたい考えを示した。

台湾、空港施設使用料を段階的に値上げへ 2028年には1000元に

2026/5/28

台湾交通部(交通省)は25日、空港施設使用料を段階的に引き上げる方針を発表した。現在500台湾元となっている出国時の空港施設使用料について、今年9月1日から750元へ引き上げ、さらに2028年9月1日からは1000元へ増額する計画だ。

同部によると、今回の値上げは、桃園国際空港で進められている第3ターミナルや第3滑走路の建設、さらに各地空港の整備事業に伴う巨額の財政負担に対応するためとしている。また、空港施設使用料は10年以上改定されておらず、近隣諸国と比較しても依然として低い水準にあることから、2段階での調整を決定したという。

空港施設使用料は、台湾から出国する旅客を対象に徴収される。航空券料金に含まれるケースが一般的で、利用者は実質的に出国時に負担する形となる。

交通部は同日、関連規定の改正案を公表し、26日から30日間にわたり意見募集を実施すると発表した。集まった意見を参考に最終調整を行った上で、正式施行を目指すとしている。

米メモリアルデー行進に台湾代表が参加 中華民国国旗も登場

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2026/5/28

米国の首都ワシントンで25日、戦没者を追悼する「メモリアルデー(戦没将兵記念日)」のパレードが開催され、台湾の兪大㵢駐米代表が出席した。第2次世界大戦で中華民国が米国や英国と共に連合国側として戦った歴史を背景に、会場では中華民国の国旗も掲げられた。

パレードは米国在郷軍人会(AVC)の主催で行われ、多くの米軍関係者や退役軍人が参加した。台湾からは、華僑関連業務を担当する僑務委員会の徐佳青委員長も出席した。

兪代表はあいさつで、台湾は米国と価値観を共有するインド太平洋地域の重要なパートナーだと強調し、「米国建国250周年を共に祝えることを光栄に思う」と述べた。

さらに、台湾と米国の関係は長年にわたり共通の理念の下で築かれてきたと説明。抗日戦争時に中華民国を支援した米航空義勇軍「フライング・タイガース」や、その後の朝鮮戦争、ベトナム戦争、そして現在の台湾海峡の平和と安定維持に至るまで、双方は困難を共に乗り越えてきたと語った。

今回のパレードには、退役軍人団体「中華民国栄光聯誼会」の米国内9支部および香港支部のメンバーや家族ら約110人も参加。駐米代表処によると、同団体は2005年からメモリアルデー関連行事に参加しており、2023年以降は大きな中華民国国旗がパレードで掲げられているという。

台湾作家・楊双子さん、国際ブッカー賞受賞後に帰国 「台湾文学は世界に劣らない」

​​2026/5/28

英訳版「Taiwan Travelogue」で英国の文学賞「国際ブッカー賞」を受賞した台湾の作家、楊双子さんが26日、台湾に帰国した。桃園国際空港で取材に応じ、「台湾文学が世界の舞台で他の作品に劣ったことは一度もない。ただ、世界に知られる機会が少なかっただけだ」と語り、今回の受賞を通じて台湾文学への注目が高まることに期待を示した。

国際ブッカー賞は、世界的権威を持つ「ブッカー賞」の翻訳書部門にあたる文学賞で、台湾作品の受賞は今回が初めて。英訳は翻訳家のリン・キン(金翎)さんが担当した。受賞発表後、「台湾漫遊録」は台湾各地の書店で品切れが相次ぎ、出版社は10万部の増刷を決定。累計発行部数は14万部に達した。オンライン書店でも販売ページへのアクセスが急増し、中国語版だけでなく英訳版、日本語版「台湾漫遊鉄道のふたり」も好調な売れ行きを見せている。

楊さんは受賞前、蔡英文前総統と面会した際、「台湾のために賞を取りたい」と話したという。蔡氏から「それはとても自然なことだ」と励まされ、自身の思いを再確認したと明かした。「台湾のために受賞できたことが本当にうれしい」と語った。

また、翻訳を担当したキンさんとは、「台湾のために何かしたい」という共通の価値観があったと説明。文学を通じて台湾の歴史や文化、現在の状況を世界へ発信したいと意欲を示した。

今後は台湾や女性、歴史をテーマにした作品を執筆予定で、現代を舞台にした小説を来年、日本統治時代を描く歴史小説を2029年に出版する計画だという。さらに、創作活動に専念するため、2029年まで講演依頼を受けない方針も明かした。

「台湾に完全に魅了された」 仏記者が語る台湾鉄道旅の魅力

​​2026/5/28

「台湾に一目ぼれした」。そう語るのは、フランス紙フィガロの記者で鉄道旅行専門ライターのジャン・マルク・ド・イエーガーさんだ。昨年台湾を訪れ、台湾高速鉄道(高鉄)や台湾鉄路(台鉄)を利用して本島を一周。特に南部・嘉義を走る阿里山林業鉄路(林鉄)の旅について、「本当に素晴らしい体験だった」と振り返った。

ド・イエーガーさんは、その後出版した著書の中で、台湾を含むアジア9カ国・地域22路線の鉄道旅を紹介。台北、台中、高雄、花蓮などの都市に加え、観光列車や阿里山国家森林遊楽区、台湾名物の駅弁にも触れている。

中でも最も印象に残ったのが林鉄だった。山間部をゆっくりと進む列車に揺られ、早朝の列車でコーヒーを飲みながら日の出を眺めた体験は忘れられないという。乗客が多く立ちっぱなしだったにもかかわらず、「その時間すべてが特別だった」と語った。

また、東部の海岸沿いを走る列車から見た青い太平洋の景色も強く印象に残っているという。世界各地を取材してきたド・イエーガーさんだが、「一つの国にここまで魅了されることは珍しい。台湾は特別な存在」と話し、3週間の滞在を終えて台湾を離れる際には寂しさを感じたと明かした。

さらに、台湾は中国よりも日本に近い雰囲気を感じたと説明。鉄道文化への愛着や、駅スタンプを集める文化など、日本と台湾の共通点にも親しみを覚えたという。

現在、長期旅行中のド・イエーガーさんは再び台湾を訪問中。中国から船で馬祖に入り、その後基隆へ向かう予定で、「雨が多い季節でも、台湾にいられるだけで十分幸せだ」と笑顔を見せた。

台湾各地で猛暑続く 台南で38.9度観測、13県市に高温警報

​​2026/5/28

台湾の中央気象署(気象庁)は25日、台湾本島13県市を対象に高温への注意を呼びかける高温情報を発表した。南部・台南市玉井では同日午前11時56分に38.9度を観測し、各地で厳しい暑さとなった。

気象署によると、最も警戒レベルの高い「赤色信号」は、3日連続で38度以上となる恐れがある地域に発令され、台南市が対象となった。

また、「橙色信号」は38度以上、または3日連続で36度以上となる可能性がある地域に出され、北部の台北市、基隆市、新北市、中部の彰化県、雲林県、南部の嘉義市、高雄市、屏東県が含まれた。

さらに、「黄色信号」は36度以上になる恐れがある地域に発令され、桃園市、嘉義県、花蓮県、台東県が対象となっている。

気象署は、日中の不要不急の屋外活動を避けるよう呼びかけるとともに、外出時には帽子や日傘などによる暑さ対策、水分補給を徹底するよう注意を促している。熱中症のリスクが高まっているとして、高齢者や子どもへの特別な配慮も求めている。

潤泰グループ総裁・尹衍樑氏が死去 「唐奨」創設で学術発展にも貢献

2026/5/28

台湾の大手企業集団「潤泰グループ」の総裁で、“東洋のノーベル賞”とも呼ばれる国際学術賞「唐奨」の創設者として知られる尹衍樑氏が26日朝、台北市内の病院で死去した。75歳だった。潤泰グループが同日発表した。

尹氏は1950年に台北で生まれ、父・尹書田氏が創業した潤泰グループの2代目として経営を引き継いだ。紡績業を基盤とする企業グループを大きく発展させ、建設、金融・保険、小売、バイオ医療など多角的な事業展開を推進。グループ全体の時価総額は1000億台湾元(約5000億円)を超える規模に成長した。

グループ傘下には、繊維関連企業の潤泰全球、建設会社の潤泰創新、保険大手の南山人寿、ショッピングセンター「CITYLINK」などが含まれる。

また、尹氏は経済界だけでなく教育や学術研究への支援でも知られていた。2012年には国際学術賞「唐奨」を創設し、2014年から2年ごとに「持続可能な発展」「バイオ医薬」「漢学」「法の支配」の4分野で顕著な功績を残した研究者や専門家を表彰してきた。唐奨はその権威の高さから“東洋のノーベル賞”とも称され、世界的な研究発展に貢献している。

潤泰グループは声明で、故人の遺志に基づき、献花台の設置や告別式などの儀式は行わないとしている。

台湾高鉄で大規模運行障害 約18万人に影響、払い戻し対応へ

​​2026/5/28

台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)は25日、信号関連設備の異常により大規模なダイヤ乱れが発生した。高鉄によると、同日の利用客延べ約18万人のほぼ全員に影響が及んだという。大規模な運行障害が発生するのは2013年4月以来となる。

障害発生後、高鉄は午前8時から臨時ダイヤで運行。北行き・南行きともに毎時3本の各駅停車のみを運転し、ビジネスクラスを除く全車両を自由席とした。帰宅ラッシュ時間帯には臨時列車を増発し、混雑緩和を図った。

高鉄は26日、今回のトラブルについて、ポイントを制御する装置の電源モジュール交換作業が原因だった可能性が高いとの見解を示した。今後は設備メーカーや第三者機関と連携し、詳細な原因究明を進めるとしている。

今回の障害を受け、高鉄は利用者への払い戻し対応を実施する。到着が予定時刻より30分以上1時間未満遅れた場合は運賃の半額、1時間以上遅れた場合は全額を返金する。払い戻し申請は25日から1年間、手数料無料で受け付ける。

また、運休列車の未使用乗車券については全額返金となるほか、途中駅で利用を取りやめた場合は未乗車区間分を返金する。指定席券を購入しながら自由席を利用した乗客に対しても、差額分の返金対応を行う。

エヌビディアCEO、台湾に電力増強を要請 AI発展に不可欠と強調

​​2026/5/28

米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)CEOは27日、台北市内で開かれた社員総会に出席し、蔣万安台北市長に対し、人工知能(AI)産業の発展に向けた電力供給の強化を求めた。

フアン氏は「人間にご飯が必要なように、AIには電力が必要だ」と述べ、AI時代において安定したエネルギー供給が極めて重要だと強調した。

また、台湾の産業成長について「今まさに急速に発展している段階だ」と評価。エヌビディアの対台湾投資額は、4~5年前には年間100億~150億米ドル規模だったが、現在は1000億~1500億ドルにまで拡大していると説明し、台湾の半導体・AI関連エコシステムの成長を高く評価した。

さらに、電力問題はあらゆる産業革命に共通する課題だとした上で、「産業革命に参加し、共に成長したいのであればエネルギーが必要になる」と指摘。エネルギー供給の拡大は台湾経済やGDP成長にとって重要な鍵になるとの認識を示した。

今回の社員総会は、エヌビディアの台湾本社建設予定地で開催された。フアン氏は完成予想図も公開し、「透明性のある企業であるべき」としてガラスを多用した開放的なデザインを採用したと説明。新本社は今年末に着工し、2030年の完成・供用開始を予定している。

なお、台湾出身のフアン氏は23日から台湾に滞在中で、6月1日にはエヌビディア主催イベント「GTC Taipei」で講演を行う予定となっている。

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